Mac ブロガーは RapidWeaver を使おう!

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このブログに移行するまで3年ほど利用してきた、Mac 専用アプリ RapidWeaver(ラピッド・ウィーバー 以下 RW)について、簡単に概要と感想をまとめておこうと思います。

本当に強力で、ウェブ初心者から上級者まで幅広く使うことができる優れたアプリケーションなのです。 マイケル・ベイ監督のオフィシャルブログにも採用されています。

RapidWeaver ってどんなん?

say_hello_preview_sまずは、RW についての簡単な説明から。

RW は英国 Realmac Software 社(リアルマック・ソフトウェア 以下 RS)の開発した、Mac 専用のスタンドアロン ブログアプリケーションです。 現在ブログを作る際、ココログや Type Pad などサーバ上のブログサービスを利用するのが当たり前となっていますが、RW は「個人のパソコン上でブログサイトを生成し、FTP でアップロードしてしまう」というめずらしいソフトです。

簡単に、特徴的な機能をまとめてみましょう。

  • RS 社によれば「地球上でもっともパワフルな、デスクトップ ブログ システム」だそうです(DIGITAL STAGE を忘れちゃいけません)
  • ポッドキャスティング / インライン コメント機能(外部 SNS 依存型) / RSS feed / パーマリンク / タグ機能 / スニペット / 任意サイトへの ping 送信
  • Flash ベースの写真スライドショー作成(Flash なしの CSS ベースギャラリーも作成可)
  • XHTML と CSS ベースのカスタマイズ可能なテーマが多数プリセットされ、1クリックで切り替えが可能
  • ワンクリックで .mac, FTP, SFTP 経由で投稿をアップロード(差分ファイルのみアップロード可能)ローカルに書き出すこともできます
  • PHP のリアルタイムレンダリング機能(PHP 表示プレビュー)
  • iLife からのデータインポートが容易な「iMedia ブラウザー」搭載
  • ユニバーサルバイナリ / 最新のMacOSに対応(既に Leopard 版も開発中)
  • 米国 / 英国 の Mac 系雑誌・ネットでの幾つかの5星評価
  • 日本語にローカライズされています

これだけでも十分であることが判ると思います。

RapidWeaver の利点

RW の利点は、Perl や PHP などの言語環境に依存せずにブログサイトを構築でき、ホームページ領域さえ確保できれば、自分のパソコンで生成したブログを .mac や FTP で公開できるというところです。

しかも、Mac の優れたインターフェスとインタラクションにより、非常にわかりやすくブログやスライドショーを作成できます。 その動きについては、RapidWeaver Tour のムービーで確認できます。(音声は英語ですが、いかに簡単かがよくわかります)

カテゴリー分けや、タグ機能も充実しており、RSS 2.0 フィードも自動で生成してくれますし、ブラウザのブックマークに自作のアイコンを表示させる Favicon の設定もできます。
サーバログなどは Google Analytics を利用すればいいですし、サイドバーに Widget をこれでもか!と追加することだって出来ます(笑)

RapidWeaver の不満な点

マスターデータ容量が大きくなるにつれ、ロード時間がかなりのストレスになります。
自分は最終的には RW でのブログ投稿数が82件+スライドショーページ2件のボリュームになったのですが、マスターデータファイルの容量が123MBにもなり、起動時と保存時のロード時間が15~30秒程と結構なストレスになっていました。(PowerBook G4/1.25GHz/1GB RAM)

なぜなら、

  1. ソフト起動(ロード時間
  2. 投稿内容作成
  3. アップロード(保存のためのロード時間)(書き出しのためのロード時間
  4. アップロード終了
  5. ソフト終了(保存のためのロード時間

というように、ロード時間が結構なタイミングで発生するからです。
マスターデータファイルには投稿記事に掲載する画像ファイルのオリジナルデータなどを含んでいるため、必然的に容量が跳ね上がります。 元画像を最初から小さくしておけば良いのですが、iPhoto の写真は iMedia ブラウザー機能で取り込むことが容易なため、リサイズすることなくオリジナルの画像を使う場合が多いので、取り込んだ後にオリジナル画像を残すか残さないかを選べると良いと思います。

また、高度なテーマのカスタマイズに、サードパーティ製のアプリケーションが必要なのは不便です。 将来的にその辺の機能を充実させる気配はありますが、まだ先の話でしょう。 Theme Dev Kit はリリースされていますので、しばらくはアプリとは別で地道に開発するしかなさそうです。

サイドバーのレイアウトに不満があります。 サイドバーのカスタマイズ領域はソースコードを直接編集する柔軟な仕様ですが、標準で備わっているカテゴリー・タグクラウド・アーカイブ・RSSの表示順序を変えられないのは不便です。 これもテーマファイルを直接編集する必要があり、アプリベースで並べ替えに対応して欲しいところです。

おおざっぱにはこんなところです(笑)マスターデータの問題は別として、上記、中 / 上級ユーザーが感じる不満はつきものです。
標準機能を利用する点では最新バージョン(3.6.3)で安定して動作しており、十分満足できるレベルです。

まとめ

ブログは、Perl, PHP といったプログラムによりページが生成されるため、別サーバへの引っ越しとなると、そのプログラム実行環境ごと移転しなければいけません。(移転先も同じ環境でないと引っ越せない)

その点、RW ブログは HTML ベースで書き出されるため、最低限のホームページ公開領域があれば、ローカルだろうとネット上だろうとお構いなしに公開できてしまいます。 少ない労力(コスト)でイントラネットにブログを作るなんて事例にももってこい!

でもここには少し落とし穴がありますね。 それは、「その Mac ユーザー端末でしかブログを更新できない」ということです。
サーバ上のプログラムベースなブログは、ネットに繋がった PC とブラウザーがあれば、世界中のどこからでもブログを投稿でき管理できるのですが、RW はいかんせん「デスクトップ プログラム」なので、そのユーザーの Mac にインストールされたいわば「1カ所」でしか更新できません。
家でも会社でも更新する人には向きませんが、「ブログを更新するのはいつも自分のパソコンです」という人ならば、それほど大きな問題にはならないでしょう。

残念なのは、Windows 版がないことです。 RS 社は少数精鋭の会社で Mac デベロッパーばかりなので、仕方がないのでしょうが、Windows 版の市場もある程度は見込めると思うんですけどね。

さて、少しのつもりが長くなっちゃいましたが、とにかく検討中の Mac ユーザは迷わずデモ版をダウンロード!してみましょう。 デモ版制限はありますが、何よりも Mac のインタラクションで軽快にブログを作れちゃう今までにない体験ができますよ。

気になる価格ですが、
RS 社のダウンロード価格:6,073円(カード決済手数料抜)
アクト・ツー ストアのダウンロード価格:5,300円(税込)
と、アクト・ツーのダウンロード購入がお得ですw
レンタルサーバでブログを1年くらいやるのとほぼ同じくらいの料金で高機能でユニークなブログシステムを手に入れることができます。


Mac ブロガーは RapidWeaver を使おう!」への2件のフィードバック

  1. はじめまして
    迷ってたのですが、おかげでふんぎりがつきました。
    snow leopardの対応だけが心配ですが。
    参考になりました。ありがとうございました。

  2. かなざわ さん
    コメントありがとうございますー:) お返事が遅れてすみません。
    Snow Leopard 対応ですが、以下 URL の Realmac オフィシャルブログにリリース候補版がアップされていますので、そちらを試されてみてはいかがでしょうか?
    若干のバグが残っているようですが。。動作確認程度なら十分可能だとおもいます。
    http://www.realmacsoftware.com/blog/index_files/rapidweaver-43-rc1.php

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