6月の WWDC ’09 では9月にリリースとアナウンスされていた、Mac OS X のメジャーアップグレード版となる Mac OS X 10.6 Snow Leopard が、昨夜、8月28日 発売と発表され、オンラインの Apple Store では予約も開始されました<:-p
Mac OS X 10.6 Snow Leopard の最大の特徴は、OS の基本アプリケーションがすべて 64-bit 化されたという点でしょう。
Mac OS X は、現行の 10.5 Leopard で既に 64-bit OS だったのですが、Finder をはじめ、プリインストールのアプリケーションの大半が 64-bit 化されておらず、64-bit の恩恵を受けることができていませんでした。
今回、そのすべてを 64-bit 化することで、マシン性能を最大限にアプリケーションの処理に使う事ができるようになったといえます。(最大で、これまでの2倍の処理速度になると Apple は説明しています) Java の実行速度も向上し、Snow Leopard の Safari では 1.5倍高速になるそうです:o
マルチコアプロセッシングの新技術 Grand Central Dispatch (以下 GCD) も搭載され、 OS レベルでのアプリケーション処理を効率よく分散させるしくみを、デベロッパが簡単に導入出来るようになりました。
64-bit 対応や GCD 搭載を見てもわかるとおり、今回のアップグレードで Apple は Intel のマルチコアプロセッサの性能を最大限に引き出そうとしていますね。
Mac OS X もこの 10.6 Snow Leopard で Intel 専用 OS となります。 さあ PowerPC Mac ユーザーの皆さん、移行する時が来ましたよ;)
そのほか、10.5 からのアップグレードユーザーには、アップグレードするだけで約7GB ものディスク容量が空くステキな特典付き!w
Apple は9月9日にも「音楽関連の発表を行う」ようで、カメラ搭載とウワサされる新型 iPod touch や、iPhone OS 3.1 もそのあたりにリリースされるのではないかと思われます。
個人的には今年、iPhone 3GS よりも大本命だった Snow Leopard だったので、スゴく楽しみです!:))